＜迷惑防止条例違反＞盗撮　岐阜県課長補佐を書類送検
毎日新聞 2月7日(金)23時9分配信

　飲食店の男女共用トイレに盗撮目的でビデオカメラを仕掛けたとして、岐阜県警岐阜中署は７日、県防災課課長補佐の男（４７）を県迷惑防止条例違反（卑わいな行為）の疑いで岐阜区検に書類送検した。県は同日、課長補佐を停職６カ月の懲戒処分にした。

　送検容疑は、昨年９月２０日、客として訪れた岐阜市内の飲食店のトイレにＵＳＢメモリー型の小型ビデオカメラを設置したとしている。気付いた飲食店従業員が「ＵＳＢを落とした人はいませんか」と持ち主を捜すアナウンスを店内でしたが、課長補佐は名乗り出ずに回収を断念。３日後に上司に相談し、同署に出頭した。

　県によると、課長補佐は２０１２年２月ごろから居酒屋や喫茶店など県内の複数の飲食店のトイレの個室に小型ビデオカメラをテープで貼り付け、１０回程度盗撮を繰り返したと話しているという。盗撮した動画は自分のパソコンに保存していたとみられる。【道永竜命】