飲酒捏造の元警部補、無罪　検察側が上告断念へ
産経新聞 4月8日(火)15時7分配信

　飲酒運転の取り締まりでアルコール数値を捏造（ねつぞう）したとして、証拠隠滅などの罪に問われた大阪府警泉南署交通課の山下清人元警部補（５９）＝懲戒免職＝に逆転無罪を言い渡した大阪高裁判決について、大阪高検が上告を断念する方針を固めたことが８日、捜査関係者への取材で分かった。上告期限は９日。

　３月２６日の高裁判決で横田信之裁判長は「（取り締まりで）摘発された男性の証言は不自然で合理的な疑いがある」として、懲役１年６月の実刑（求刑懲役３年）とした１審大阪地裁判決を破棄した。

　その後、高検は最高検と協議し、「上告の理由が見当たらない」として断念する方針を決めたとみられる。

　山下元警部補は逮捕、起訴後の平成２４年６月、懲戒免職処分を受けたが、復職を求めて府人事委員会に不服を申し立てている。

警察の誤認逮捕だったってことか？