札幌ボンベ爆発　放送局キャスター宛てに「犯人しか知らない記述」の文書
2014.4.9 22:10 ［火災・放火・爆発］

　札幌市北区で相次いでいるカセットこんろ用ガスボンベの爆発事件で、北海道文化放送（ＵＨＢ）に犯行声明のような文書が届き、犯人しか知り得ない記述が含まれていることが９日、捜査関係者への取材で分かった。道警は一連の事件に関わった人物が送った可能性が高いとみて、文書の分析を進めている。

　ＵＨＢに文書が郵送されたのは８日で、文書はＵＨＢの男性キャスター宛てに郵送された。便箋３枚の表と裏に道警官舎で３日に起きた事件の詳細な内容のほか、北署への不満などが書かれていた。封筒には札幌北郵便局の消印が押されていた。

　１月以降、北区の半径約３キロの範囲にある北署駐車場や道警官舎、商業施設で計５件の事件が発生しているが、ＵＨＢに届いた文書では、さらに広い範囲での犯行をほのめかす内容もあった。ＵＨＢと北海道新聞社に届いた文書には警察官とみられる同じ個人名が記され、ＵＨＢに届いた文書には他にも複数の名前が列記されていたという。