2 . [ごまちゃん]
4/21 13:09 :☆☆☆ |
そう話すのは犯罪に詳しい編集者の久田将義氏だ。久田氏は近年の警察の対応力の低下を指摘する。
「これは京都府警だけの問題ではなく、警察全体から『捜査のスキーム』が失われつつあるという実態を示すものだと思います。最近の警察は『事件の裏に潜む真実』よりも、『解決したという実績』を欲しがる。だから、『解決すべき事件』より『解決方法の分かっている事件』に力を入れる傾向が強まっています。
捜査に対する意識の低下も著しい。以前、繁華街を所轄する警察署の刑事に街頭監視カメラの死角を指摘したら、『それならカメラを増やせばいい』と言われました。本来は警らの強化等で対応すべきなのに、監視カメラに頼ろうとする。これでは警察官の経験を積むことも、捜査の勘を養うこともできません。警察は捜査の原点に立ち返るべきです」
※SAPIO2014年5月号 |