また雪印メグミルク「牛乳の味がおかしい」東京や神奈川の児童ら８２９人が訴え
神奈川県の川崎市と厚木市の教育委員会によると、２３日、市内の小中学校３２校で、給食の牛乳を飲んだ児童や生徒ら８２９人が「牛乳の味がおかしい」「苦みを感じる」などと相次いで訴えた。

給食に出されたのは、２００ミリリットルの紙パック入りの牛乳で、大手メーカー「雪印メグミルク」が海老名市の工場で２２日に製造したもの。具体的な健康被害は報告されていない。
また、東京の品川区や大田区の小学校などでも「牛乳の味がいつもと違う」という声があり、都の教育委員会が確認すると、同じ工場の製品だった。
雪印メグミルクは「原因を調査中」とコメントしている。

雪印メグミルクをめぐっては、今月１６日に京都工場の牛乳から異物が見つかり、さらに１８日には代替の神戸工場、池上製造所の牛乳からも異物混入の報告があった。
最初に見つかった黒い異物のほとんどは、紙パックの封を閉める工程で出たとみられる乳成分の焦げだった。微小な金属粉も１個見つかり、紙パック組み立て時に付着した可能性があるという。