滋賀県警大津北署と三重県警松阪署、嘘の検挙記録で帳尻合わせ
滋賀県警大津北署が事件の検挙件数の帳尻を合わせるため、三重県警松阪署と話し合い、嘘の検挙記録を作っていたことがわかった。

滋賀県警によると、大津北署は昨年５月、覚醒剤取締法違反の疑いで大阪市西区の男を逮捕した。
その後の捜査で、４年前に三重県松阪市であった窃盗事件に男が関与していることが発覚。窃盗容疑で再逮捕した。
しかし、その窃盗事件はすでに三重県警松阪署が検挙済みのものとして報告していたことから、両警察署の担当者が話し合った。
その結果、松阪署が扱っていた全く関係のない窃盗事件を大津北署が検挙したと警察庁に報告し、帳尻を合わせたという。

検挙記録を不正に作成したことについて、滋賀県警は「事実が明らかになり次第、適切に対処する」としている。