＜京都府警＞４１歳警部補を懲戒免職　部下に拳銃向け
毎日新聞 5月1日(木)20時20分配信

　京都府警山科署地域課の男性警部補（４１）が署内で部下の男性巡査に実弾入りの拳銃を向けたなどとして、府警は１日、警部補を銃刀法違反や暴力行為等処罰法違反（脅迫）などの容疑で京都地検に書類送検し、懲戒免職処分とした。警部補はおおむね容疑を認め「仕事上のストレスがあった」と話しているという。

　府警監察官室によると、警部補は今年１月２２日、山科署内でホルダーから拳銃を取り出し、至近距離で２０代の巡査の腹部に数秒間、銃口を向けて脅迫。また、昨年９月中旬、当時勤務していた向日町署内で、別の２０代の男性巡査の腹部に銃口を向けた。

　片山勉・首席監察官は「警察官としてあるまじき行為。厳正な業務、人事管理に努める」と謝罪した。【土本匡孝】