山岳遭難:各地で相次ぐ 北アで防大山岳部2人が死亡毎日新聞 2014年05月05日 20時41分(最終更新 05月06日 00時06分) 大型連休中の5日、岐阜県の北アルプスで、防衛大学校(神奈川県横須賀市)山岳部の顧問と学生の計2人が死亡するなど、各地で山岳遭難が相次いだ。【加藤沙波、野間口陽、平塚雄太】 5日午前6時15分ごろ、岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂の北アルプス涸沢(からさわ)岳(標高3110メートル)の標高2200メートル付近で、防衛大学校山岳部の2年生、沢辺元俊さん(19)が約300メートル滑落した。沢辺さんを救助しようとした同部顧問の陸上自衛官、小林剛士さん(29)も約400メートル滑落。通報で駆け付けた県警ヘリコプターと県警山岳警備隊が2人を発見したが、全身打撲などで既に死亡していた。 県警や防衛大学校によると、一行は山岳部員6人、顧問ら3人の計9人。春合宿で3日に岐阜県側の新穂高温泉から入山し、5日に下山する予定だった。同大学校は対策本部を設置した。>>2-1000