隊員３００人をまとめる陸自幹部を現行犯逮捕　７１歳女性の胸ぐらつかみ、家からひきずり出して地面に投げつける
北海道警千歳署は１２日、傷害と住居侵入の疑いで、陸上自衛隊第１高射特科群長で１等陸佐・大戸英円（おおとひでまろ）容疑者（４７）＝千歳市新富１＝を現行犯逮捕した。
逮捕容疑は同日午前２時ごろ、千歳市栄町の無職女性（７１）宅の敷地内で、女性の胸ぐらをつかんで家の窓から外にひきずり出し、地面に投げつける暴行を加え、胸部打撲などのけがを負わせ、住居内に侵入した疑い。

同署によると、大戸容疑者が女性宅の１階居間の窓ガラスをたたき、女性が窓を開けると、「てめえ」などと叫び、胸ぐらをつかんできたという。
隣人の１１０番通報で警察官が駆けつけた際、大戸容疑者は女性宅の居間に座っていた。大戸容疑者は当時、泥酔状態。女性と面識はなく、調べに対し「覚えていない」と話しているという。

大戸容疑者は３００数十人が所属する第１高射特科群長で、部下の法令順守などを指導する立場だった。