注文していない健康食品送り付け代金要求、男女５人を逮捕　全国１３０人被害か
愛知県警は２日、注文していない健康食品を送り付け、代金をだまし取ったとして、愛知県一宮市の健康食品販売会社「日本健康促進協会」の元社員の男女５人を逮捕した。
詐欺と特定商取引法違反（不実告知）などの疑いで逮捕されたのは、藤本典孝容疑者（２７）、安江輝泰容疑者（２３）ら５人。同社は昨年１０月に解散している。
逮捕容疑は昨年４月１２日ごろ、滋賀県の女性（８８）に注文していないサプリメントを送り付け、約３万円をだまし取った疑い。

県警によると、藤本容疑者らは「注文いただいた商品が届いた」と女性に電話。
女性が「注文していない」と答えると、女性の住所や名前などを言い「注文は間違いない。受注生産なので買ってもらわないと困る」とうそをついていた。

調べに対し、藤本容疑者と安江容疑者は「関係ない」などと容疑を否認している。
県警は、５人が全国約１３０人から計約４００万円をだまし取ったとみて裏付けを進めている。