パトカーが暴走ミニバイク集団を追跡中、２人乗りミニバイク転倒　重傷の男子中学生「警察官に殴られコケた」と主張
先月２３日午前３時１０分ごろ、山梨・甲府市大里の市道で、暴走行為を繰り返していたミニバイク約１０台を、南甲府署のパトカーが追跡中、２人乗りのミニバイクが転倒した。
この事故で、ミニバイクを運転していた無免許の男子中学生（１５）がアゴの骨を折るなどの重傷、同乗の女子中学生（１５）も軽傷を負った。

南甲府署は当初、「ミニバイクが警察官の制止をすり抜けようとして、縁石にぶつかり、転倒した」としていたが、制止にあたった男性巡査の手が男子中学生の顔に当たっていたことが分かった。
男子中学生側から「事実関係が違う。殴られたのではないか」との指摘があり詳しく調べたところ、男性巡査が手が当たったことを報告していなかったことが分かったという。

南甲府署の高村晃副署長は「報告が遅れたことは重く受け止めている。事実が明らかになった時点で処分も含め厳正に対処する」と話している。